遺伝子組換え食品の表示が変わりました。

こんにちは。食品表示アドバイザーの佐々木です。

新しい食品表示のものよく見かけるように
なりました。
リニューアルを終えてやれやれ~と
思われている方も多そうですが、実は食品表示の
変更はこれで終わりではないのです。

加工食品の原料原産地の表示が食品表示法の施行
から2年遅れてスタートしました。
原材料の中で最も多く使われているものの原産地を
表示しようとする制度です。
最も多く使ったものが加工食品の場合は原産地でなく、
『製造地』を記載することになっています。
始まりが遅かったので猶予期間も2022年までです。

これに加え、『遺伝子組換え食品』『食品添加物』
についても変更されそうです。

GM(遺伝子組換え食品)については豆腐や納豆で
「遺伝子組換え食品でない」の表示を見かけます。
これだと100%遺伝子組換え食品を使っていない
ように見えますが、実際には意図しない混入が
5%までであれば表示できるルールになってい
ます。
この基準を見直すことになり、2023年以降は
不検出でないと「遺伝子組換えでない」と表示
できなくなります。

それ以外にも食品添加物の表示の見直しも検討
されているので、今回変更したから終わり。
ということにはならないようです。