炭水化物と糖類と糖質。その違いは?

昨シーズンから話題になっている『糖質オフ』。

ダイエットに興味のある人やメタボ気味の人は
一度は耳にしたことがあると思います。

でも『糖質』によく似た言葉に『糖類』や『炭水化物』があり、
どこが違うのでしょうか?

図の中で一番が大きいグルーブが『炭水化物』です。
ここから食物繊維を除いたものが『糖質』です。

糖質のグルーブの中にはご飯やパンに含まれるでんぷんや
あめやガムで耳にするキシリトールやエリスリトールなどの
糖アルコール。オリゴ糖などの少糖類。
砂糖(ショ糖)や乳糖などの二糖類。
私たちの体内にもあるぶどう糖などの単糖類などがあります。

この糖質のグループの中の二糖類と単糖類を合わせたものを
『糖類』と言います。

炭水化物の中で食物繊維は体内で消化吸収できないので
エネルギーになりませんが、
『糖質』は体内で吸収され、燃えてエネルギー源になったり、
残ったものは体脂肪になったりします。

糖質の中でも『糖類』はエネルギー源になりやすく、
短時間で血糖値を上昇させます。
血糖値が気になる人は糖質の中でも、糖類のとりすぎに
気をつけるようにしなければなりません。

物を選ぶとき、自分が気にしている言葉はよく目につくものです。

栄養成分表示も義務化になり、多くの人が栄養に関する表示に
注目するようになっています。

正しく理解し、必要な情報が届くように工夫することも大切です。